「どさんこしまんちゅフォーラム in 沖縄」が3月7日、那覇市の那覇文化芸術劇場なはーと小劇場で開かれました。「Resort & Innovation どさんちゅUP !!! 」と銘打ち、観光とスタートアップの2軸で講演やパネルディスカッションを開催。約150名が来場し、国内外のビジネスリーダーのお話を伺いました。
フォーラム前半では、北海道と沖縄の観光トップである北海道観光振興機構の小金澤健司会長、沖縄観光コンベンションビューローの下地芳郎会長が登壇しました。小金澤会長は北海道が取り組むべき新たな観光テーマとして、健康増進や医療、リハビリなどで滞在する「ケアツーリズム」を提案。下地会長も、自然や文化といった地域資源のみならず、ビジネスや教育等も目的とした滞在形態の広がりがこれからの沖縄観光に必要だと強調しました。
パネルディスカッションでは、米国セントラルフロリダ大学の原忠之テニュア付准教授が登壇し、米国のDMOの運営形態などを紹介しながら地域の観光経営のありかたを提言。東京大学公共政策大学院の三重野真代特任准教授のモデレートのもと、両地域のリゾートの未来像について考えを深めました。
2024年3月8日、沖縄タイムス掲載 URL : https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1321009
フォーラム後半はスタートアップセッション。北海道・沖縄の地場企業とスタートアップの共創可能性について、さくらインターネットの田中邦裕社長、サツドラホールディングス富山浩樹社長、インタラクティブ臼井隆秀社長、琉球大学の荒川雅志教授がディスカッション。どさんこしまんちゅプロジェクトから生まれた「北海道×沖縄」のスタートアップ共創の実例として、北海道大学産学・地域協働推進機構の椎名希美特任准教授が、沖縄の教育系スタートアップ「Hello World」との連携事業について報告しました。