イベントレポート2026年
公開日:2026/09/17
「地域・食・産業の未来」をテーマに、多様な視点から地域の可能性を考える
<どさんこしまんちゅフォーラム in 札幌>
「どさんこしまんちゅフォーラム in 札幌」が9月4日、札幌市の北海道庁旧本庁舎 赤れんが庁舎で開かれました。
北海道と沖縄の企業・人・地域をつなぎ、新たなビジネスや交流の創出を目指す「どさんこしまんちゅプロジェクト」の取り組みの一環として開催された今回のフォーラム。国の重要文化財に指定されている北海道庁旧本庁舎 赤れんが庁舎を会場に、地域経済や食、産業の発展に向けて第一線で取り組む皆様を迎え、これからの地域や産業の可能性について考えました。
フォーラム前半では、生活協同組合コープさっぽろ理事長の大見英明氏によるキーノートセッション「持続可能な地域社会を目指して」を開催。地域に根差した事業を展開するコープさっぽろの取り組みを通じて、持続可能な地域社会の実現に向けた考え方や、地域が抱える課題への向き合い方についてお話しいただきました。
続いて、株式会社日本バイオテック代表取締役社長の山城由希氏が「海ぶどうを世界へ 生産×観光×海外展開=新たな価値づくり」と題して講演。沖縄の特産品である海ぶどうを軸に、生産だけにとどまらず、観光や海外展開へと可能性を広げる取り組みについて紹介しました。地域資源を新たな価値へとつなげ、国内外へ発信していくための実践的な取り組みに、参加者も耳を傾けました。
前田農産食品株式会社代表取締役の前田茂雄氏は、「北海道ポップコーンと弾ける沖縄の美味しさ!ご当地コラボで地域を豊かに!」をテーマに講演。農閑期の取り組みとして始めたポップコーンの生産や商品化の背景を紹介し、沖縄の塩を使ったポップコーンを実演しました。
さらに、今後の海外展開や、北海道と沖縄の地域資源を生かした商品PRとして、どさんこしまんちゅプロジェクトとの連携を深めたいとの意向を示しました。
講演後のクロストークでは、沖縄ツーリスト株式会社特別顧問の下地芳郎氏をモデレーターに、山城氏、前田氏が登壇。北海道と沖縄、それぞれの講演をもとに、お互いの共通点や、今後の事業展開について意見を交わしました。
また、北海道経済産業局産業部経営支援課長の渡部哲典氏からは、「アトツギ○○Hokkaido」の取り組みについて紹介。「地域を背負う企業を、背負う。」という視点から、地域企業の次世代を担う後継者・アトツギを支援する取り組みについてお話しいただき、地域企業の未来を考える機会となりました。
そしてフォーラムの最後には、どさんこしまんちゅプロジェクトの会員企業紹介を実施。沖縄・奄美エリアからご参加いただいた会員企業の皆様に、それぞれの事業や取り組みについてご紹介いただきました。地域や業種を越えて、参加者同士が互いの事業を知ることで、新たな交流やビジネスにつながるきっかけとなりました。
フォーラム終了後には懇親会も開催され、登壇者や会員企業、参加者の皆様が交流を深めました。
北海道と沖縄。それぞれ異なる地域特性や文化を持つからこそ生まれる新たな視点や可能性。今回のフォーラムでは、「地域」「食」「産業」「人」というさまざまな切り口から、地域の未来について考えるとともに、両地域のさらなる連携・共創に向けた可能性を探る機会となりました。
どさんこしまんちゅプロジェクトでは、今後も北海道と沖縄をつなぎ、地域を越えた交流やビジネスの創出を通じて、双方の地域のさらなる発展に向けた取り組みを進めてまいります。
2026年9月4日、北海道新聞デジタル掲載 URL : https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1365150/